川俣です。
Plamo Linuxはトッパンの「Linuxネットワーク」のPlamo-1.2あたりからのおつきあいです。
このサイトのメンテナンスを担当しております。 ただ、最近はPlamo LinuxよりもOpenBSDという別のOSを使ってメンテやってることが多い不埒者 です。
私はPlamo Linuxのメンテナではないのですが、この日記コーナー作った張本人ですのでスクリプトのテストも兼ねて日記書いてみることにしました。駄文しか書けませんがよろしくお願いします。
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#topicpath
こんばんは。
サイトリニューアルから一週間が経とうとしていますが、とりあえずシステム自体は大きな問題なく動いているようです。
...というわけで、PlamoLinux Wikiの内容についても改めて見てまわり、気づいたところから整理するようにしています。
長年の運用でサイトには色々なコンテンツが蓄積されました。 コンテンツの種類も量も増え、それはとてもありがたいことなのですが、半面、目的とする情報を探すのが少しずつ大変になってきているような気もします。
そこで、サイトのナビゲーション関係を改良すべく色々弄っています。
上に挙げたのは、大まかな部分で、細かい部分も色々と修正しています。また、まだまだ作業中ですので、なにか気がついたことがありましたら、お知らせ下さると助かります。
#topicpath 久しぶりの書き込みになりますが…。
このWikiが載っているサーバを更新するということで、
PukiWikiのバージョンもアップしました。
また、デザインも一新しました。いかがでしょう?
で、テストの目的もあり、この日記に書き込んでいます。
不具合等ありましたら、お知らせ下さい。
#topicpath IPv6ネタの続き;
前回の日記で、KATOHさんから「カーネルはIPv6に対応しているのでは」 というコメントをいただきましたので、 Plamo 4.6でのIPv6動作状況を調べてみることにしました。
現在、Plamo4.6は、Ubuntu 8.02LTS上のQEMUで
ゲストOSとして動作してます。
一方、real networkでは、Ubuntuは
家庭内LANのクライアントで、IPv6 internetの
出口はOpenBSD 4.4がルータになっております。
まずは、QEMU上で動いているPlamoを リアルネットワーク上に参加させます。 ただし、IPv6での通信状況を見たいので、 通常よく使われるQEMUの「-user-net モード」ではなく、 TAP/TUN、およびbridgeデバイスを用い、layer2レベルでの 接続を行ってみます。
接続を図で見ると、以下のようになります;
<Internet> | +----pppoe0----+ |gateway | |OpenBSD | - - - - - - +-----em0------+ : | real network | ethernet +-----eth0-----+ : |client \ | : |Ubuntu \ | : | br0| - - - - - - |QEMU / | : |Host / | : +-----tap0-----+ QEMU virtual | network | : +-----eth0-----+ : |Plamo | : |QEMU Guest | +--------------+ - - - - - -
この状況でPlamoをブートさせ、 どのようになるのかをUbuntu側でパケットを記録し、見てみました。
Ubuntu # tcpdump -n -i tap0 ip6 tcpdump: WARNING: tap0: no IPv4 address assigned tcpdump: verbose output suppressed, use -v or -vv for full protocol decode listening on tap0, link-type EN10MB (Ethernet), capture size 96 bytes 10:48:00.272877 IP6 :: > ff02::16: HBH ICMP6, multicast listener report v2, 1 group record(s), length 28 10:48:00.311784 IP6 :: > ff02::16: HBH ICMP6, multicast listener report v2, 1 group record(s), length 28 10:48:01.127394 IP6 :: > ff02::1:ff12:3456: ICMP6, neighbor solicitation, who has fe80::5054:ff:fe12:3456, length 24 10:48:02.147120 IP6 fe80::5054:ff:fe12:3456 > ff02::2: ICMP6, router solicitation, length 16 10:48:02.380457 IP6 fe80::2a0:24ff:febb:a6b2 > ff02::1: ICMP6, router advertisement, length 56 10:48:03.252417 IP6 :: > ff02::1:ff12:3456: ICMP6, neighbor solicitation, who has 2001:3e0:????:1:5054:ff:fe12:3456, length 24 10:53:40.446942 IP6 fe80::2a0:24ff:febb:a6b2 > ff02::1: ICMP6, router advertisement, length 56
なるほど、Plamoからはルータ要請パケットが出ており、 OpenBSDもそれに対してルータ広告を返しているようです。
今度はPlamo側でネットワーク設定がどうなっているか見てみます。
plamo:~# ifconfig eth0 eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 52:54:00:12:34:56 inet addr:192.168.2.1 Bcast:192.168.2.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:182 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:250 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:1000 RX bytes:20979 (20.4 Kb) TX bytes:28113 (27.4 Kb) Interrupt:10 Base address:0xc100
あれ? 設定されていません‥。
先程のtcpdumpの結果を見るかぎりでは、fe80で始まるリンクローカルアドレスの
付いたパケットが送信されているので、表示されるはずなのですが…。
ルーティングテーブルは、どうなっているでしょうか;
plamo:~# netstat -rn -6 netstat: invalid option -- 6 usage: netstat [-veenNcCF] [<Af>] -r netstat {-V|--version|-h|--help} netstat [-vnNcaeol] [<Socket> ...] netstat { [-veenNac] -i | [-cnNe] -M | -s } -r, --route display routing table (以下略)
netstatコマンドがIPv6に対応していないようです。 先程のifconfigも同様かもしれません。
それでは/proc/netに行き、カーネルインターフェースを直接見てみます。
plamo:~# cd /proc/net plamo:/proc/net# ls -F anycast6 ip6_flowlabel netstat route sockstat6 udplite6 arp ip_mr_cache packet rpc/ softnet_stat unix dev ip_mr_vif pnp rt6_stats stat/ wireless dev_mcast ipv6_route protocols rt_acct tcp dev_snmp6/ mcfilter psched rt_cache tcp6 if_inet6 mcfilter6 ptype snmp udp igmp netfilter/ raw snmp6 udp6 igmp6 netlink raw6 sockstat udplite
if_inet6というのがそれっぽいですね。
plamo:/proc/net# cat if_inet6 00000000000000000000000000000001 01 80 10 80 lo 200103e0????0001505400fffe123456 02 40 00 00 eth0 fe80000000000000505400fffe123456 02 40 20 80 eth0
ビンゴでした。
fe80で始まるリンクローカルアドレスも、
2001で始まるグローバルアドレスもちゃんと付いています。
本来ならここでping6とかやって、外部到達性を調べればいいのでしょうが、 コマンドが入ってないので、今日はここまでにしておきます。
kojima@athlon[~]% /usr/sbin/ip -f inet6 link 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 16436 qdisc noqueue state UNKNOWN link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000 link/ether 00:13:d4:de:9b:90 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
分からずに使っているから、「だから何なの?」と言われちゃいそうだけど(^^; -- kojima 2009-03-29 (日) 23:54:09
plamo:~# ip -f inet6 addr 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 16436 inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever 2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qlen 1000 inet6 2001:3e0:????:1:5054:ff:fe12:3456/64 scope global dynamic valid_lft 2591744sec preferred_lft 604544sec inet6 fe80::5054:ff:fe12:3456/64 scope link valid_lft forever preferred_lft forever... 川俣 2009-03-30 (月) 01:08:56
#topicpath
ようやっとPlamo 4.6のDVDイメージをダウンロードし走らせてみました。現在、 ディスクにあんまり空きがないので、とりあえずエミュレータ(QEMU)上で、で すが…。
今迄使っていたPlamoの常用環境は Plamo-4.0 + contrib + 野良makeアプリだっ たので、まず、規模の違いにびっくりです。 まぁ、最近はどのディストリビューションもそんな感じなので、これも時代の 流れですかね…。
あと、ちょっと気になったのはIPv6対応はこれから、って感じなのでしょうか。
個人的に、SSHなどでログインして作業する日常環境はIPv6経由のほうが多い位 で、最近使ってみているUbuntuなんかもわりと普通に対応しているみたいなの で、Plamo 4.6も対応済みかな、と淡い期待をしていました。
今迄使っていた Plamo-4.0では、確かUSAGIのパッケージを落してきて自前で対 応していたような覚えがあります。
Plamo 4.6用にcontribを作ってみるのも面白いかもしれないですね。
#topicpath
2年ぶりにこんにちは。川俣です。
ごぶさたしていてホントすみません。
MLとここは見ているのですが…。
まずは、Plamo 4.6のリリースおめでとうございます。
今回は、LiveDVD版(P-Plamo)も公開されたそうで。
実は私、他のOS(OpenBSD)でですがLiveCDを作成・公開しております。 さらに昔はPlamo Linuxをベースにした1FD Linux作成キットなるもの をやってなどいたりしたので、 今回のP-Plamo の内部メカニズムは大変興味深く 読ませていただきました。
…しかし、LinuxはUnion FSや圧縮ファイルシステムなどが 実装されており、LiveCD/DVDが作りやすそうでうらやましいです。
OpenBSDには、そのような仕組みがないので
私のLiveCDでは、姑息ともいえる手段で問題を解決しています。
最近、そこいらへんの実装方法について地元のコミュミティでの勉強会用にかいた解説文書がある
ので、興味のあるかたは読んでみてください。
あ、概要について紹介しないとですね - LiveCDの特徴紹介はこちらをどうぞ。
…とはいえ、初期ブートやルートファイルシステムのセットアップ回りは、 OSが違うので具体的な実装方法は異なりますが、 基本部分には共通するアイデアも色々あって、フムフムなるほどといった感じです。
あと、アプリケーションの部分はLinuxとほぼ同じといってよいでしょう。 ここいらへんは、Plamoで習得したパッケージ作成やアプリケーションの インストールのノウハウが役立っているような気がします。
ただ…、信じられないかもしれませんが、
OpenBSDのlibcは、未だに日本語ロケールに対応していません。
そうですねぇ、Linuxでいうと「Plamoの出始めのころ」っていうか
「Slackware + JEのころ」みたいっていったほうが早いかな :-) 。
とりとめもなくなってきたので今日はこのへんで。 Plamo 4.6もおいおい使ってみて感想を書きたいと思います。
#topicpath
...一年以上経ってしまいました。
最近このPlamoLinux Wikiもコメントスパムが酷いですが、 スパムフィルタを内蔵してみました。
これで様子を見てみたいと思います。
#topicpath あけましておめでとうございます。
さて、ご存じの方も多いと思いますが、2006年の元旦は 7年ぶりに閏秒が実施されました。
私が管理しているマシンの中に、NTP (Network Time Protocol)に よって時刻を管理しているものがあるのですが、 さてさて、閏秒の瞬間にはどうなりますことやら、 興味津津で待ち構えておりました(といっても、閏秒の08:58には本人 寝ていたのですが)。
で、結果は以下のとおり;
グラフが上下二つありますが、同じものです。 下のグラフは、測定値を対数目盛で表示したものです。
今回の閏秒は日本時間の08:58:20〜09:00:00までの100秒間に 秒を一秒増やすというものだったのですが、 まぁあたりまえというか、その時刻にどかーんと-1000msずれて おります。で、その後一生懸命補正するのですが、こんどは 行き過ぎて+80ms、しかし地道に調整を行って3日くらいで 元にもどっておりますな。
まぁ、私もこのグラフのように「多少のゆさぶりには 動じず、地道でも着実に目標に向って行きたいものだ」 と感じた次第でございます。
本年もPlamoLinux Wikiをよろしくお願いいたします。
#topicpath
前回の書き込みからものすご〜〜〜〜〜く間が空いてしまいました。 すみません。
新潟(というか日本海側)ではこの時期、以下のような現象が 発生します。
いつものようにウェブブラウジングをしているといきなりインターネット にアクセスできなくなる。 あれっ、ファイアウォールマシンがハングしたかな、と思って 調べてみるけど正常。じゃ、DNS? いや、ちゃんとnamed動いてる みたいだし‥。
‥ふと横のADSLモデムを見ると「line」LEDが点滅。 なんで接続ネゴ中なんだろ?
ここで思いあたる
「あ、そういやさっきピカッと光ったよな」
新潟ではそろそろ雪が降りはじめようというこの時期、 雷がなるんですね。
ラジオを聞いている最中、雷が鳴ると「ガリッ」と雑音が入るのと 同様、電話線にも雑音が混入するようで、ADSLのリンクが一時的に 切れてしまいます。まぁ、数分で元にもどるのですが。
あるいは、雷の誘導電圧から設備を守るために保護回路が 働くなどしているのでしょう。
しかし、今年は特に多いですね。 ここ一週間くらいずっとそうで、実は今もそういう状態だったりします。
#topicpath
本日ようやっとFAQを公開することができました。
ベースは、公式サイトのPlamo Linux FAQ ( http://plamo-linux.jp/plamo_faq.html ) なのですが、 Wikiに掲載するにあたり、Plamodocs MLの皆様のご協力 (テキスト入力、校正、提案・アドバイスなど) を頂きました。大変ありがとうございました。
これらのFAQは、Wiki上のページですので、ユーザの皆様による 内容の修正やコメントの追加、あるいはFAQそのものの追加も 可能です。ご活用下さいませ。
#topicpath 現在、http://www.linet.gr.jp/~kojima/Plamo/plamo_faq.html にある Plamo Linux FAQ を、 このWikiサイトに載せるべく、plamodocs MLの皆さんと作業中です。
なるべくWikiの特性を活かしたものにしたいと思っています。
公開時には、アナウンスを致しますのでよろしくお願いします。