・MBR環境でのgrub
まだきちんと確認は取れていないのだけれど、手元の古い非GPT環境でインストールしてみたところ、root FS をBtrfsにしているとgrub2がきちんとインストールできない模様。
インストール時のエラーメッセージから察するところ、grub2の本体である core.img はインストールする時にあらかじめ用意されているモジュール類を組み合わせて動的に生成するものの、MBRパーティションテーブルの先頭部分の未使用領域だけでは収まらずファイルシステム上に保存しなければいけない。ところがBtrfs では「パーティションの最初の数ブロック」みたいな使い方ができないようで、Btrfsに保存したcore.imgのデータを読み込めずにエラーになってしまう。
一方、GPTなパーティションにインストールする場合は、先頭部分の未使用領域はMBRよりもはるかに大きいため core.img はその部分だけでインストールできるから上述のような問題は生じない。
悩ましいことに、grub2の core.img は、あらかじめ用意されているモジュール群から、 grub-install が必要なモジュールを選択して動的に生成するので、手動でサイズを調整するのは不可能。
もうしばらくイジってみるつもりではあるけれど、どうもMBRパーティションなHDDに Plamo-7.0 をインストールする際、root fs は Btrfs 以外(ext4/3/2)あたりにする必要がありそう。