・xorriso(その1)
今までPlamoのDVDイメージの作成にはcdrtools付属のmkisofsを使っていて, 後処理でsyslinuxのisohybridを使うことで,一つのイメージでDVDとUSBメモリから起動できるようになっていた.
MBRブートの場合はこれで間に合っていたものの,UEFIブートが入ってくると話がさらにややこしくなって, isohybridの--uefiオプション指定で,DVDイメージをベタ書きしたUSBメモリからも起動できるはずなのに, だいぶあれこれ試したけれどベタ書きしたUSBメモリからUEFIブートができない.
UEFIの仕様上,FAT形式のUSBメモリ上に/EFI/BOOT/なディレクトリがあればそこのブートローダを読み込むことになっているので, DVDイメージをループバックでマウントして,その中身をFATファイルシステムのUSBメモリにコピーしてやれば, そのUSBメモリからUEFIブートはできるものの,USBメモリからUEFIブートする時だけ手順が異なるのは気になっていた.
例えばArch LinuxのインストーラだとDVDイメージをUSBメモリにベタ書きすればそこからUEFI起動できるので, どうやっているんだろ,と首を捻っていたところ,xorrisoというツールを見つけた.
実のところ,xorrisoという名前は,以前からちょくちょく目にしてはいたものの, 何と読むのかわからないし(苦笑),機能的にcdrtools/mkisofsと同等だろうと思って あまり詳しく調べなかったものの,mkisofs/isohybridではどうやってもDVDイメージのUSBメモリベタ書きからのUEFIブートはダメっぽいので, 一縷の望みをかけて xorriso のドキュメントを読み始めたのであった(続く)