・東京、神戸とミ−ティングが続き、Plamo な作業はできていないここ数日。。。

・最近読んだ本(マンガ :-)

「新・旭日の艦隊 17」(原作 荒巻義雄/作画 飯島祐輔 中央公論新社)

出たのは先月だったかな。いわゆる「架空」戦記モノで、前世(=今の世界)の知識を持った 人が転生して、後生の歴史を変えて都合のいいものにするというお話。書き下ろしのコミックで、4ヶ月に1冊くらいのペ−スで単行本が出ている。

同じ原作者の「紺碧の艦隊」シリ−ズというのもあって、こちらは潜水艦艦隊で対米戦が中心なのに対し、「旭日の艦隊」シリ−ズは超戦艦「新日本武尊(やまとたける)」を駆使しての対独戦が中心。

「新」というだけあって、以前にも「旭日の艦隊」というのがコミックで10巻ほどでていたのだけど、「新」ではそれとは180度変わって、完璧なキャラクタ−マンガ(笑)

原作では割と戦略的な視点が重視されていて、コミック版でも碁を打つシ−ンでそのヘンは表現されているのだけど、「新」になってくるとそのあたりのややこしいことはすっとばして、転生してきた どじでけなげな眼鏡っ娘が活躍するというのがいかにも今風のマンガでなかなか楽しい。必ず一度はパンツを見せる、とかのお約束もあったり(笑)

# 描いている方も完璧にそのあたりは意識してやってるし

この巻では、主人公の眼鏡っ娘を助ける くの一部隊の少女が実は同じ転生者だった、 というのがわかるきっかけが、セ−ラ−ム−ンSの「乙女のポリシ−」になってたりする のには爆笑。

楽屋落ちスレスレのネタだけど、「どんなピンチの時も絶対あきらめない。…それがカレンな乙女のポリシ−」というフレ−ズは場面に見事にマッチしていたので個人的には OK (笑)

でも、後書きで作画者自らが「日本オタク大賞・審査員特別賞」を受賞したことをネタにしていたように、オタクの受けを狙っているマンガだという気は強くするところ。。 まぁ、週刊誌連載みたいに広くファンを集めるのではなく、書き下ろしで1冊1000円の単行本出版、という形をとるなら、その層を狙うのは的確なマ−ケティングなんだろうな。

実際問題、「紺碧の艦隊」を描いてた居村先生も「新・紺碧の艦隊」では転生してきた少女を主人公にして「新・旭日」とクロスするような設定を作ろうとしているけど、何か無理なノリを作っているのが見え見えで、客観的に見て成功しているとは思えないところ。 明らかに「それはあんたの芸風ではないでしょう」と思ってしまう。このあたりはマンガ家の世代における感性の違い、みたいな感じで考察できそうな気がしないでもないな。

# 作画の飯島さんは「地球防衛軍」が公開された年に生まれた、ということだから、やはり同世代なんだなぁ、、(笑)

う−む、、Plamo なネタはないくせに、一杯書いてしまっているなぁ。。(苦笑)



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41