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OpenOffice.org 2.0 の正式版がリリースされたので,plamo 4.0x へインストールする手順をまとめてみました.
OOo 2.0 系をインストールするについての問題点は,こじまさんが 9 月 5 日の日記 で指摘されていますので,それを踏まえて以下の方法でインストールすることができました.
なお,参考にしたのは,「OpenOffice.org 2.0のインストール方法」内の, RPMが使えない・使うのが困難・使いたくない場合 です.
以下はすべてユーザ権限で実行できます.root 権限は必要ありません.
~$ pwd /home/ユーザ名 ~$ mkdir tmp ~$ mkdir -p OOo2.0/optツリーは次のようになります.
/home ┃ ┗ ユーザ名 ┃ ┣ OOo2.0 ┃ ┗ opt ┗ tmp
~$ ls tmp/ OOo_2.0.0_LinuxIntel_install_ja.tar.gz rpm2cpiorpm2cpio に実行属性をつけておきます.
~$ chmod +x tmp/rpm2cpio
~$ cd tmp ~$ tar zxvf OOo_2.0.0_LinuxIntel_install_ja.tar.gz展開した中身を確認しておきます.
~$ ls OOO680_m3_native_packed-3_ja.8968/ OOo_2.0.0_LinuxIntel_install_ja.tar.gz rpm2cpio ~$ ls OOO680_m3_native_packed-3_ja.8968/ RPMS/ licenses/ readmes/カレントディレクトリを OOo2.0 にします.
~$ cd ../OOo2.0rpm2cpio で,openoffice.org-core06-2.0.0-3.i586.rpm の中身を取り出します.
~$ ../tmp/rpm2cpio ../tmp/OOO680_m3_native_packed-3_ja.8968/RPMS/openoffice.org-core06-2.0.0-3.i586.rpm | cpio -irpm2cpio による core06-2.0.0-3.i586.rpm の展開が完了しているか確認しておきます.
~$ ls opt/ openoffice.org2.0/ ~$ ls opt/openoffice.org2.0/ presets/ share/openoffice.org-core06-2.0.0-3.i586.rpm は展開できたので,削除しておきます.
~$ cd ../tmp ~$ rm OOO680_m3_native_packed-3_ja.8968/RPMS/openoffice.org-core06-2.0.0-3.i586.rpm残りの rpm を rpm2targz で tar.gz に変換します.(rpm2targz は plamo に標準で入っています.)
~$ cd OOO680_m3_native_packed-3_ja.8968/RPMS/ ~$ for f in *.rpm;do rpm2targz $f;done変換した tar.gz を OOo2.0/ に展開します.
~$ cd ~/OOo2.0 ~$ for f in ../tmp/OOO680_m3_native_packed-3_ja.8968/RPMS/*.tar.gz;do tar zxf $f;doneカレントディレクトリを /home/ユーザ名 に戻しておきます.
~$ cd ~$ pwd /home/ユーザ名
これでインストールは終了です.
X 上の kterm などで,
~$ OOo2.0/opt/openoffice.org2.0/program/soffice
を実行すると OOo 2.0 が起動します.
Java がインストールされていない環境の場合には,起動時に,javaldx: Could not find a Java Runtime Environment! と表示されますが,支障無く使用できます.
尚,もし,シェルの環境変数 LANG を C に固定してある場合,kterm 等から起動すると Shift + space で kinput2 のフロントエンドが出現しないので,日本語の入力ができません.この時のエラーメッセージの内容は,I18N: Operating system doesn't support locale "en_US" といったものです.
AfterStep 等の Wharf や,HotList に登録してしまえば,kinput2 は問題なく使えますし,kterm 等で export LANG=ja_JP.eucJP ( bash の場合 ) を実行してから,続けて OOo を起動すれば問題なく使えます.
この件に関して追加情報などありましたら、以下にどうぞ;