#navi(FAQ) カテゴリー: システム管理
シェルはコマンド行から入力されたコマンドの位置を知るために,path 変数を使います.環境変数 PATH に含まれている(path が通っている)位置にあるコマンドならば, コマンド名だけの入力で,シェルはそのコマンドを実行します.
plamo の場合,基本となる path は, /etc/login.defs の ENV_PATH で設定されている,
PATH=/usr/local/bin:/bin:/usr/bin
になります. 次に使用するシェルによって,bash の場合は /etc/profile の次の設定によって,
PATH="$PATH:/usr/X11R6/bin:/usr/local/netpbm:$OPENWINHOME/bin:/usr/games/bin:/usr/games"
tcsh/cshなら /etc/csh.login の次の設定で,
set path = ( $path /usr/X11R6/bin /usr/local/netpbm $OPENWINHOME/bin /usr/games/bin /usr/games )
上記の基本となる path($PATH や $path)に,それ以降の path が追加されています.
現在ログインしているユーザの path 設定を確認する時は,
~$ echo $PATH
とすれば表示されます. (~$ set|grep PATH や ~% set|grep path,env|grep PATH でも表示できます.)
ユーザが現在の path に,常時利用したい path を追加する時は,次の方法を使います.
PATH="$PATH:<追加したい path 名>"
set path = ( $path <追加したい path 名> )追加の設定をすぐに有効にしたい時には,どちらのシェルでも,
~$ source .bashrc(または,.tcshrc)を実行します.(tcsh/csh には rehash コマンドもあります.)
※ セキュリティ上注意しておきたいのは,path にカレントディレクトリは含めない, という点です.詳しい理由は, [plamo:01004]を参照してください.
現在の path に,一時的に追加したい path を設定する時は,コンソールや X 上の kterm などで,bash なら,
~$ export PATH="$PATH:<追加したい path 名>"
を実行します.tcsh なら,
~% set path = ( $path <追加したい path 名> )
を実行します.
一時的に追加した場合は,ログアウトしたり,追加のコマンドを実行した仮想コンソールや kterm を終了すると,追加の設定は無効になります.
この件に関して追加情報などありましたら、以下にどうぞ;