・Plamo-5.3 released
今まで、年に一度は Plamo Linuxの新版をリリースしていたのだけれど、 今年は一度もリリースできずにいて、このまま年を越すのもくやしいので、 12月ごろからラストスパートをかけて、今年最後の日にPlamo Linux 5.3をリリースすることに。
今年は非常勤を勘弁してもらったんで余裕があるだろうと思っていた分油断があって、 夏前はVHDカラオケのキャプチャー作業に手間どり、秋以降になると営農組合の黒豆作業が入ってきて、 なかなかPlamoをイジる時間が取れず、結果、11月の下旬ごろからまとめの作業に入ったものの、 X回りとKDE回りを32ビット/64ビットそれぞれ作るのは思ったよりも大変で、 バイナリがほぼ揃ったのが12月の中旬、これで何とかなるかとテストに入ったら、 手もとのRADEONなビデオカードで起動時にブラックアウトして動作しない問題が発生。
Plamo-5.2で使っているカーネル 3.12.5から、5.3で使っている3.17.6までのカーネルを bisect 的に 試していった結果、どうやら 3.13から3.14へ更新したあたりでこの問題が発生することになったらしい。
最悪、contribに別バージョンのカーネルを用意しようかしらん、、と思いつつ、あれこれ調べた結果、 どうやら最近のカーネルのRADEONなドライバのDPM(Dynamic Power Management)の問題 らしいことがわかり、カーネルパラメータに radeon.dpm=0 を指定することで何とか解決。 でも、ここで3日ほどロスしてしまった。。
その後はテストをしつつ、パッケージの解説ファイル(descファイル)を整備しようとするも、 今までサボってた分、descファイルのないディレクトリが多数あって、必要な作業量に驚愕。
気をとり直して、各カテゴリにあるサブディレクトリの desc ファイルを整備しようとしたけれど、 05_ext/あたりはサブディレクトリが15くらいあって、それぞれにdescファイルを用意するのは かなり大変。
そんなこんなで何度も挫けそうになったものの、今まで年に一度は出してた意地で、何とか ギリギリに駆け込みリリースとなった次第。ただ、こういう風に「年内に出す」ことが目的な リリースのため、細部の詰めが甘いところもありそうで、それらは来年にErrataとして対応するつもり。
# でも、過去をちゃんと調べたら、公式リリースのない一年は既にあったりしそうだ、、(苦笑