[[diary/Kojima]]

・体罰問題

私自身は体罰(と言っても軽く叩かれる程度だったが)が当たり前だった時代の人間なので、
最近の指導方法とかはよく分かってないのだけれど、
このあたりの問題は結局のところ、「有益だけどイヤなこと」
をどうやって生徒にやらせるか
というあたりに帰着するような気がする。

大人になって社会人になると、さまざまなしがらみが生じてきて
「有益だけどイヤなこと」を「家族のため」とか
「将来のキャリアのため」に歯を食いしばってでもやるようになるのだけど、
そういう「○○のため」な重みを持たない中学生や高校生に
「有益だけどイヤなこと」をやらせるためには「体罰」というのが
一番手っ取り早い方法だ、というのは否定できない気がする。

今回も、この高校のOBとかから問題の教員を擁護する発言が聞こえてくるけど、
そのヘンも結局は大人になってみると
「有益だけどイヤなこと」を当時は「体罰」という形でやらされていたことが分かった、
という話な気がする。

理想的には、「試合に勝つ」ためにはこれこれこういう技量が必要で、
その技量を身につけるためにはこれこれこういう練習が必要で、、
という風に論理的に納得させることがベストだとは思うけど、
多分、中高生のレベルだと「なぜ勝たなければいけないのか」のあたりが
理解できないので、どこかで「体罰」という形で「なぜーなぜ」の連鎖を切る
しかないのかなぁ、、という気もする今日このごろ。

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