diary/Kojima

・体罰問題

私自身は体罰(と言っても軽く叩かれる程度だったが)が当たり前だった時代の人間なので、 最近の指導方法とかはよく分かってないのだけれど、 このあたりの問題は結局のところ、「有益だけどイヤなこと」 をどうやって生徒にやらせるか というあたりに帰着するような気がする。

大人になって社会人になると、さまざまなしがらみが生じてきて 「有益だけどイヤなこと」を「家族のため」とか 「将来のキャリアのため」に歯を食いしばってでもやるようになるのだけど、 そういう「○○のため」な重みを持たない中学生や高校生に 「有益だけどイヤなこと」をやらせるためには「体罰」というのが 一番手っ取り早い方法だ、というのは否定できない気がする。

今回も、この高校のOBとかから問題の教員を擁護する発言が聞こえてくるけど、 そのヘンも結局は大人になってみると 「有益だけどイヤなこと」を当時は「体罰」という形でやらされていたことが分かった、 という話な気がする。

理想的には、「試合に勝つ」ためにはこれこれこういう技量が必要で、 その技量を身につけるためにはこれこれこういう練習が必要で、、 という風に論理的に納得させることがベストだとは思うけど、 多分、中高生のレベルだと「なぜ勝たなければいけないのか」のあたりが 理解できないので、どこかで「体罰」という形で「なぜーなぜ」の連鎖を切る しかないのかなぁ、、という気もする今日このごろ。



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:42