diary/Kojima

・GCC-5.3

昨年末、KDE5用にQt5 + KDE Framework5 + Plasma5 あたりをビルドしてみたのだけれど、その際に感じたのがGCC-4.8系は古い、ということ。Qt5+KF5+Plasma5のcoreの部分くらいはGCC-4.8系でもビルドできるんだけど、KDE applications 15.12 あたりをビルドしようとすると、GCC-4.8.xではコンパイルできない、C++11に準じたコードがある模様。

仕方ないんで、GCC-5.3に更新しようとしているものの、GCC-4.8と5.3ではC++のライブラリの扱いが異なっていて、5.3系でビルドしたライブラリには、C++なライブラリのシンボルに std::__cxx11 という prefix が付き、4.8.xでビルドしたライブラリのシンボル(こっちは std::__1 というprefixが付く)とは互換性が無くなる。

このあたり、C++の仕様が変ったことに起因するらしいけど、GCC-5.xに更新するにはC++なライブラリを軒並み更新しないといけなそうで悩み中。Cなライブラリは影響されないので、XfceやMate環境にはそれほど影響は出ない気がするものの、C++なQtに依存しているKDE回りは全面的に更新しないといけなそう。

さて、GCC-5.3の更新はPlamo-6.1でやったものか、Plamo-7 くらいまで遅らせたものか。。。



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:43