・村上春樹
ノーベル賞とかとは関係なく、村上春樹の小説は全く読んだこと無いのだけど、 たまたまNHKラジオ第二の英語講座で、「英語で読む村上春樹」という番組があり、 半年かけて「象の消失」という短編小説の英語版の朗読をやってたので聞いてみた。
# 「象の消失」は9月で終ったのだけど、「らじる☆らじる」を録音してたのをようやく聞けた
半年かけて付きあったのだけど、「え、これで終り?」というのが正直な印象。 小説の世界だと、 「解釈」は読者に任せて、むしろあいまいな余韻を楽しむという嗜好があるとは思うのだけど、 技術文書の世界で生きてきた人間にとっては、そういう多様な解釈が可能な文書というのはダメダメな感じ。今回のネタになった「象の消失」についても、「なぜ?」が解決されないのはすごく不満。
まぁ、このヘンは「芸術」としての「文学」と「情報伝達」の手段である「技術文書」の性格の違いだとは思うのだけど、 そういう「曖昧さ」を生理的に受けつけなくなっているのは、 やはり感性が老化しているせいなのだろうなぁ。。