・新マシンのパフォーマンス
新マシンも使えるようになったので、P-Plamo を Plamo-4.73ベースに更新してみた。
P-Plamoの場合、インストールした5GB強のPlamo環境をmksquashfsでlzma圧縮をかけるのだけど、 lzma は圧縮率が高い分、CPUの負荷や圧縮にかかる時間も半端じゃないので、新マシンのパフォーマンステストにもよさそう。
ということで、旧マシン(Athlon64X2 4400+ mem 2G)と新マシン(Corei7 870 mem 16G)で 5.6G のファイルシステム一式を圧縮してみた。
旧マシン
begin mksquash at athlon64 : 2010年 10月 1日 金曜日 14:55:15 JST Parallel mksquashfs: Using 2 processors Creating 4.0 filesystem on ../rootimg.squash, block size 1048576. .... end mksquash at athlon64 : 2010年 10月 1日 金曜日 15:26:49 JST real 31m33.869s user 58m53.526s sys 2m47.726s
新マシン
begin mksquash at Corei7 : 2010年 10月 1日 金曜日 16:12:47 JST Parallel mksquashfs: Using 8 processors Creating 4.0 filesystem on ../rootimg.squash, block size 1048576. .... end mksquash at Corei7 : 2010年 10月 1日 金曜日 16:19:58 JST real 7m11.354s user 0m11.253s sys 52m17.592s
ということで、圧縮にかかった時間でみると、旧マシンでは31分33秒かかっていたのが、 新マシンでは7分11秒ということで、約4.4倍くらい速くなった感じか。
# time の結果では、user と sys の経過時間が逆転しているようだけど、その原因はよく分からない
mksquashfs は、デフォルトではCPUの数に合わせて圧縮を並列化するので、AthlonだとCPUが2個だったのが、 Corei7だとHTを使って8個に見えるので、その分だけでも4倍くらいになるから、まぁ妥当なところか。
メモリは2GB対16GBで8倍くらいになっているけど、CPUあたりで考えれば、Athlonだと2GB/2でCPUあたり1GB、 Corei7だと 16GB/8 でCPUあたり2GBだから、影響はプラスα程度なのかも知れない。
# まぁ、そんな単純は話ではないだろうけど。
でも、逆に言うと、3〜4年前の2.2GHzのAthlon機が、最新の2.93GHzのCorei7に比べても、 CPU数やメモリ量を勘案すると案外健闘している印象。
ただ、Athlon機がいくら「健闘している」と言っても、実際にソフトウェア開発で効いてくるのは、 ターンアラウンドタイムの短かさだから、従来は開発環境だったAthlon機をこれからは安定環境にして、 Corei7機を開発環境にすることになるだろうな。