・とんど焼き
ウチの地元では 1/14 の夜に「とんど焼き」と称して正月のお飾りを焼く行事があります. 昔は地区内の同姓の家ごとにやっていたのだけど,最近は地区全体でまとめて焼くようになり, 「お講」とよばれる「伊勢講」の当番の家が竹や廃材を組んで準備をし,そこに各家が 正月飾りを持ちよって焼くようになりました.
40戸ほどの家が正月飾りを持ちよるので,結構大きな基台が組まれます
天候によってうまく燃えたり燃えなかったりするけど,今年は雨が少なくてよく 乾燥していることもあって,火をつけたら一気に燃えあがりました.
この火に書き初めをくべて,燃えながら高く飛んだら字がうまくなる,と言われているのだけど, 最近では書き初めをもってくる家はない模様
火が一段落して残り火になれば,そこで竹串にさしたお餅を炙り焼きます. 今年は平年なので12個さしたけど,うるう年だと13個さすそうなので,各月を象徴しているらしい.
このときに焼く餅は「へそだんご」と称しは,餅米に粳(うるち)米を混ぜて作り, 真ん中を少し窪ませて作ります.
とんどの火で焼いたへそだんごを食べれば一年間風邪を引かなくなるそうな.
これで正月の行事は終り,この先は田んぼの用水になる池の土手の草を刈る水利組合の草刈とか, 刈られた草を燃やす消防団のあぜ焼きとか,営農組合の田圃の荒起こしとか,今年の稲作に向けた作業が 始まります.