diary/Kojima

・X11R7.4

Plamo-4.5 では拾えなかったX11R7.4のビルドに挑戦.

X11R7.3 のころはソースコードと共に配布されていた build-from-tarball.sh スクリプト を改造してビルドしたのだけど,今回は PlamoBuild スクリプトを作るスクリプト なんてのも書いたので,それを使って PlamoBuild スクリプトを機械的に生成してビルドしてみた.

一応,libdrm-2.4 と Mesa-7.2 を事前にビルド&インストールして,proto => data => lib => app => xserver => driver みたいな順番を踏めば,X11R7.4はそれほど問題なくビルド& インストールして,それなりに動いたのだけど,作成したパッケージ群を別のマシンに持っていって, そのマシンにインストールされている X11R7.3 由来のパッケージを全削除して新しいパッケージで 置き替えてみたら,startx が command not found で動かない.

あれれ,と X11R7.4 に含まれているモジュールを眺めても,startx や xinit が含まれているはずの xinit は入っていない.startx や xinit なしに X は動かせないだろうになぁ,,と X11R7.3 から xinit-1.0.5-i586-P1.tgz を再インストールすると,Afterstep の画面は立ちあがるものの, kterm や xterm は動かない.

X を落してログとかを見ると,libXp が無くて kterm や xterm は起動できない旨のメッセージが出ている. これも X11R7.3 にあった libXp モジュールが X11R7.4 に入っていないことが原因だったけど, だからといって X11R7.4 では xinit や libXp が不要になったわけではないみたい.

一方,ドライバ類もずいぶん減っていて,7.3 にはあった i810 や vga 用のド ライバが無くなっているのだけど,少なくとも vga 用のドライバはサーバ自身で対応している模様.

(II) Setting vga for screen 0.
(II) Loading sub module "vgahw"
(II) LoadModule: "vgahw"

(II) Loading /usr/X11R7/lib/xorg/modules//libvgahw.so
(II) Module vgahw: vendor="X.Org Foundation"
        compiled for 1.5.1, module version = 0.1.0
        ABI class: X.Org Video Driver, version 4.1

多分,ドライバ類は libdrm や Mesa を更新して API とかも変っているので 7.3 のものは動かない はずだけど,必要なものは足りているのだろうか?

しかし,こういうことをされると,7.4 では含まれていないが前のバージョンから持ってこないと いけないモジュールと,7.4 では不要になったモジュールの区別が付かないので非常に困るなぁ..

正直,XFree86 のころに比べて,Xorg になってからは,バージョンを更新するごとに劣化している 印象だなぁ > X11


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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41