・vlc-0.8.6e
mp4 ファイルの扱いに脆弱性があるそうで 0.8.6e というバージョンが公開さ れていたから,依存しているパッケージも含めてアップデートしてやろうと思っ たらはまる,はまる,,(苦笑
x264 が mp4 の出力をするのに gpac に依存して,gpac は ffmpeg に依存して, ffmpeg は x264 に依存する,みたいな循環関係があったり,vlc が ffmpeg-config なる Debian な環境にしかない config スクリプトを求めたり, と悪戦苦闘
前者は完全な依存関係ではなくオプション機能だったから,いったん x264 サ ポートを外した ffmpeg を作った上で gpac を作って x264 を作った上で,再 度 ffmpeg を作り直す,みたいな手順で何とかなったけど,後者はちょっとイ ヤらしくて,ffmpeg 的にはそれぞれのライブラリ(libavcodec とか libavformat とか)ごとに pkgconfig ファイルを作っているのだけど,vlc の 方ではそれらを見ずに ffmpeg-config という Debian 独自のツールを見るよう になっているみたい.
まぁ,ffmpeg 自体,永遠のβ版状態でオフィシャルリリースが存在していない から,Debian が提供しているバージョンを元にするという態度も分からないわ けではないけど,特定のディストリビューションに依存するような設定は控え てもらいたいところ.
ネットを探せば ffmpeg-config のパッチも見つかったのだけど,今回はとりあえず ffmpeg のコンパイルした環境を指定する --with-ffmpeg-tree=.. でしのいだけど, これだとビルド環境に依存しちゃうから,あまり好ましい指定ではないなぁ.
とりあえず,Plamo-4.5 な環境で vlc-0.8.6e はパッケージ化できたのだけど, 1280x720 とかのサイズの avi ファイルがきちんと再生できない(画面が折り返 されたようになる)ようなので要調査な状態.4.22 な環境の vlc-0.8.6a だと ちゃんと表示できているので何とかしたいところだけど ffmpeg の snapshot とかgcc-4.2.3 とか,怪しいところはいくつもあるので,どのへんから手を付 けたものだろうか..