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・池揚げのこと
ウチの父親が錦鯉を趣味にしているもので，毎年，この時期になると冬に備え て野池から錦鯉を回収します．この作業を「池揚げ」と呼んでいますが，今日 が今年の池揚げの日でした．今回は父親の友人の錦鯉関係者等，総勢 6 名前 後での作業です．
まぁ，錦鯉といっても何百万円もするような高価な鯉ではなく，田舎の好事家 が飼っている程度の鯉ですが，聞くところによると，人工の池で飼うよりは野 池で飼う方が，錦鯉の模様の発色がよくなったり，大きくなりやすいから，春 から秋にかけては野池で飼って，冬から春の産卵時期までは手元の人工池で飼 うようにするとか．ちなみに，野池といっても自前で池を所有しているわけで はなく，村の溜め池を借りて使っている模様．
「池揚げ」というのは，あらかじめ池の水を落しておいて，かなり狭くなった 水域に対して巻網(？)を張って，錦鯉を捕まえる作業なのだけど，この網を張っ たり引いたりするのが結構大変．今回は都合 3 回くらい網を引いたのだけど， 池に溜っている泥が深くて，胸まである長靴を使っていても太ももくらいまで 泥に埋まってしまい，前に進むだけでも一苦労．そうやって網で集めてきた錦 鯉を父親たちは手掴みであらかじめ用意しておいた吊網等へ投げてゆくのだけ ど，こっちはとてもそんな器用なことはできないので力仕事以外の部分は傍観 してました(苦笑)
「池揚げ」の副産物は，池に棲んでいる淡水性の小エビを取ることで，この小 エビは炒めた後煮つけて酒の肴になります．今回も最後の目の細かい巻網を引 いてきたら，みんなが手網でエビをすくい出して，錦鯉はすっかりお留守になっ てました(笑)
# 個人的には，この手の食物は苦手なので，あまり関心は無いのですが．．
何だかんだで，午前中 1 回，午後 2 回と網を引いて 9:30 ごろから 16:00 すぎまでかかって，今日もちょっとぐったりモード．．
