diary/Kojima

・最近の稲刈り事情

今日は村の営農組合の出役日で,一日稲刈りをしてました.営農組合だと稲刈 り用のコンバインも大きなものを所有していて,今日使ったのは 3 条刈りの を 2 台と 5 条刈りのが 1 台でした.

大きなコンバインを使って稲刈りをする場合,キャタピラで動くコンバインが 方向転換する際に稲を踏んでしまわないように,まず畦道から田んぼに入ると ころと,田んぼの四隅の稲をある程度の面積,手で刈っておきます.その後, 細かな刈り取り作業が必要な田んぼの周辺部分を3 条刈りのコンバインが入っ て 3 〜 5 周刈り,残りはより大きな(小回りの効かない)5 条刈りのコンバイ ンで刈り取る,という 3 段階くらいの作業になります.

これら大規模なコンバインの場合,刈り取った籾は自らのタンク内に蓄えてお き,ある程度たまった時点で近くに止めた軽トラックに用意した巨大な網パッ ク(700kg くらい入る)に動力を使って吹き出すようになっているので,籾の入っ た袋を手作業で運ぶこともなくずいぶん省力化できているはず,,なのですが, 今年のように天候不順の場合,田んぼの水も切れてないので足元はぬかるむし, 稲も湿ってベタベタにコけているのを無理に起して刈り取るので,しばしば刈 り取り用の鋸様の刃の部分に稲茎が巻き込まれてしまってそれを取り外すため に苦闘したり,籾とそれ以外の部分を分別するための網が湿気のために詰まっ てしまって,それを掃除するためにしばしば止めてカバーを開かないといけな かったりで結構大変.終ったころには泥まみれになってしまっていた(苦笑)

大規模機械化することで全体的な効率は向上しているのだけど,刈り取り損ね て踏み潰してしまう稲穂や分別できずに排出されてしまう籾は結構あって,部 分的な効率という意味では結構無駄がありそうな印象.このあたり,どのあた りでバランスを取るかは難しいところだなぁ.



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41