・溝草のこと

今日は、「溝草」という水路の掃除をする作業に参加。ウチのあたりは農業用のため池が多くて、そのため池からそれぞれの田んぼへ水を引くために水路(溝)がはりめぐらされているのだけど、田植え等、水が必要になる前に、その水路の回りの草刈りと一年間に水路に溜ったゴミ等の掃除をしようという作業。村の各戸から一人ずつ参加する決まりだから、総勢50 人強いただろうか。

作業自体は、草刈り機で草を刈る人とくわで水路を掃除する人に分かれて行うのだけど、私は「草刈り機を扱わせると危ない」ということで、くわで水路を掃除する側に(苦笑) 朝 8:00 ごろから、昼休みをはさんで15:00 くらいまで作業したけど、けっこう大変だった。前回の稲苗運びは下半身だったけど、今度は上半身の筋肉痛で苦しみそう(苦笑)

最近は耕地整理ということで、水田もきれいに区画整理されてずいぶん合理的な構造になっているのだけど、昔はそれぞれの人の田んぼが入り乱れていて水を流すだけでも大変だったらしい。今でも、「この田んぼにはこの水路とこの水路から水を取って、、」みたいな「水番」と呼ばれる担当者の判断が必要とされる部分があるらしい。

作業をしながら、水路がネットワーク、田んぼがコンピュータに似てるかなぁ、、とふと思った。例えば、水路にざっと水を流して、土地の自然な傾斜に従って流れた水のコースを元にネットワークを最適化するのは、RIP みたいな考え方だろうし、ため池に近いと ころほど傾斜が急で水の流れが激しいのだけど、それが各自の田んぼに近付くにつれて流れがゆるやかになり、ゆっくりと田んぼを満たして行く様子などは、情報の発信源とその流通/普及過程に類似できるんじゃないか、、などと妄想してしまった。

# 流れる水を単なる「データ」と考えるのではなく、意味や価値をもつ「情報」と考えた方が面白いに違いない。。

しかし、何でもコンピュータ関係に結びつけてしまうのは一種職業病なんだろうなぁ、、(苦笑)



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41