・今日は春を通り越して、初夏のような一日。車に乗っているとクーラーをかけようかと思うほど。春が来るのはうれしい反面、気温があがってくると手もとの開発用のマシンの発熱が目立ってくるので悩ましいところ。夏場に Athlon マシンを使っていると、マシンよりも先に人間が熱暴走しそうだからなぁ。。

・呪いつながりで思いついた引用

「これまたギリシャ語をご存じない読者には説明しにくいが、簡単な例だけ一つあげると、黙示録にはしばしば「わざわいなるかな」という表現が出て来る。日本語に訳すとこのようにやや長い言葉になるので雰囲気が違ってくるが、言語は単に「ワーイ」である。日本語の「わ〜い、わ〜い」とはやしたてる、あの「わ〜い」よりはもう少し「ワ」音の重くアクセントがかかっている感じで、「ワアイ」と書く方がいいかも知れない。重い呪いの間投詞である。つまり、呪うべき相手もしくは物に対して「ワアイ」という音をぶつける。その音そのものが相手に呪いをもたらす。その音そのものが呪いという事柄をいわば物質化して、相手のところまで運んでいっているのである。「ワアイが汝にあれ」、「ワアイを汝にぶつけてやるぞ」という感じ。大勢の人がいっせいに声をそろえて、「誰それに、ワアイ」などと叫ぶのだから、相当不気味でいやな感じ。」(田川 健三 「書物としての新約聖書」)

物質化された呪いが音として伝わるならば、固有周波数とかエリコの角笛みたいな話になりそうだけど、日本人的には言葉を振動として捉えるよりも「言霊(ことだま)」として見る観点の方がなじみやすそうな気がする。



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41