[[diary/Kojima]]

・落車

昨日,普段のコースを走っていて,車道から橋の歩道に入るところで道に浮い
てる砂で後輪を滑らせて,久しぶりに地球に抱きつかれてしまった.

普段は信号待ちで渋滞している車の脇をすり抜けるところなので,最徐行して
いるから気にならなかったのだけど,昨日はたまたま車が一台も停まってなかっ
たから,つい普通にカーブを曲るスピードで進入したら見事に後輪が砂に乗っ
て横滑りして,左側面から歩道に倒れ込んだ感じ.

幸い,コケたのは歩道だったし,自転車の方はSTIレバーに擦傷がついた程度,
身体も左頬に擦傷を作って,左手首をくじいた程度だから,自走で帰宅できた
んだけど,一晩すぎると左の肩から脇腹あたりにもけっこう痛みがある感じ.
左の手首も,動いているしそれほど腫れてもいないので折れてはないと思うけ
ど,ひびくらいは入っているかも知れんなぁ..

怪我をしても「これで乗るのを止めよう」と考えるのではなく,「これでしば
らく乗れなくなっちゃうなぁ」と思うようになったのは,自転車乗りとしては
多少はレベルアップした証拠だろうか(苦笑

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・最近読んだ本

「中国雑話 中国的思想」 酒見賢一/文春新書

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帯にもあるように,「墨攻」等の中国もので有名な酒見賢一氏が,NHKラジオ中
国語講座の「中国古今人物論」というタイトルのエッセイに加筆,修正したも
の.「劉備」「仙人」「関羽」「易的世界」「孫子」「李衛公問対」「中国拳
法」「王向斎」の8章で,それぞれに独自の視点で論じているけど,個人的には
最後の2章の中国拳法ネタが目新しくて面白かった.

中国拳法は「太極」拳とか「八卦」掌とか,易やら陰陽五行説やらと絡みあっ
て神秘化されがちなんだけど,この本ではあくまで書物に残されていて信用の
おける話をもとに論じていて,その意味では淡々としているものの,淡々とし
ているだけに実在感のあるキャラクターが魅力的で,参考文献に上げられてい
る本も読んでみたくなるほど.この本を読んだおかげで,この前神戸に出た時は,
ずいぶん久しぶりに南京街に寄り道して,あれこれ屋台で立ち食いしてしまった(苦笑

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