[[diary/Kojima]]
・linux-2.6.21.1
2.6.21( + patch-1) が出てたのでざっとイジってみた.一応,unicon パッチ
は 2.6.20 用のが適用できたし,swsuspend2 パッチも 2.6.21-rc7 用のパッチ
が適用できたので,従来と同等の機能は使える模様.このバージョンだと定期
的なタイマー割込みを排した Dynticks という新機能が使えるそうなので,さっ
そくカーネルオプションで指定して試してみた.
起動してから,約 2 時間くらい経過したところ.
kojima@athlon64[~]% uptime
23:12:34 up 2:18, 5 users, load average: 0.20, 0.41, 0.23
kojima@athlon64[~]% cat /proc/interrupts
CPU0 CPU1
0: 251 0 IO-APIC-edge timer
1: 5260 9 IO-APIC-edge i8042
8: 1 1 IO-APIC-edge rtc
9: 0 1 IO-APIC-fasteoi acpi
12: 22585 3 IO-APIC-edge i8042
14: 38739 15 IO-APIC-edge ide0
15: 24868 30 IO-APIC-edge ide1
16: 2072 3 IO-APIC-fasteoi libata
17: 0 0 IO-APIC-fasteoi uhci_hcd:usb1, uhci_hcd:usb2, uhci_hcd:us\b3, uhci_hcd:usb4, ehci_hcd:usb5
18: 37252 1 IO-APIC-fasteoi VIA8237
19: 3815 1 IO-APIC-fasteoi eth1, eth0
20: 494146 1 IO-APIC-fasteoi mga@pci:0000:01:00.0
NMI: 0 0
LOC: 3022180 2521311
ERR: 0
MIS: 0
確かに timer 割り込みが劇的(?)に少なくなってますね.あまり詳しくは理解
していないのだけど,従来のカーネルだと CPU FREQ の設定で 100Hz なり
1000Hz なりに設定すると,割り込み作業が不要の場合でも CPU がその間隔ご
とにプロセスの処理を切り変えていたのに対し,Dynticks カーネルだと固定し
た割り込み間隔は不要で,実際に周辺機器からの割り込みが発生した時のみ処理
を行うようになっていて,消費電力の削減に効果があるとか.
そのヘンの機能はデスクトップな環境だとイマイチありがたみが分からないから,
ノートPCででも試してみないとダメだろうなぁ.
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