・立川〜幕張ガルパンツアー(その4)
イオンシネマ幕張新都心での上映は19:30からだったので, 先にホテルにチェックインして1時間ほど仮眠後,シャワーを浴びて「パンツァー・フォー!」
この劇場は「Ultira上映」ということで,デカくて明るいスクリーンに加え,9.1chな音響がウリらしい. スクリーンは確かにデカかった.
スクリーンはデカいのに加えて,光の反射率を高めるような加工がされているようで, 解像度やコントラストが今までに見たことがないくらい明瞭で,ずいぶん細かいところまではっきりと見える感じ. 一番後ろの席で全体を眺めながら見てたけど, 今までにはあまり気にならなかった「あー,ここは戦車に乗ってるキャラは3Dモデルだ」というのが結構目に付いた.
音の方は,低音そのものは立川の方がしっかり出ていたものの,効果音がはっきり分離して聞こえてびっくり. 今までは「左の方から聞こえる」と思っていた音が明かに「左後方」から聞こえるようになって, 「確かにこのポジションなら左後方から聞こえるはず」等々,感心することしきり.
座席を動かす「4DX」,音にこだわる「極爆上映」,画面や音の定位にこだわる「Ultira上映」等々, 遠征の後半は「ガルパン劇場版」をテーマに,現在の映画館の方向性を経験するような機会になったけど, それはそれで面白かった. 個人的には,109シネマズとかイオンシネマズみたいな全国規模のシネコンよりも, 塚口サンサン劇場とか立川シネマシティみたいに,いかにも「映画好きがやってます」みたいな劇場により愛着を感じるところ.
塚口サンサン劇場なんて,空いてる階にガルパンの展示室を作って, 自作4号戦車とかプラウダ戦のジオラマ,メッセージボード等々を用意してたからなぁ..
さすがに,「塚口名物」なる「マサラ上映」は敬遠したけれど(苦笑
Ultira上映が終ったのが21:30,幕張イオンモールの閉店が22時で,そろそろ「蛍の光」が流れてくるものの, 出口が分からず一苦労.何とか駐車場から外へ出る出口を見つけて駅まで歩き,ホテルに辿りついたのは23時前. すでに参議院選挙の大勢は決まっていたので,選挙速報もほどほどにシャワーを浴びて爆睡.
翌日は東京駅へ移動して,古い知り合いの風穴さんからFLOSSの昔話のインタビューを受けた後, 新幹線を静岡で途中下車して炭焼きレストラン「さわやか」へ.
ネットでここの「げんこつハンバーグ」がおいしい,とよく見ていたものの, 静岡にしかないので,この機会にと思って行ってみた.
ここの「げんこつハンバーグ」は,文字通りげんこつ大のハンバークの表面を強火の炭火で焼いて, 十分に熱した鉄板で持ってきて,
客の目の前で半分に割って,火の通っていない中心部を熱した天板で再加熱する,というスタイル.
おすすめのオニオンソースをかけていただいたけど, 「挽肉」「ハンバーグ」と言うと「O-157」を連想する料理屋な人間からすると, ちょっと躊躇するレベルの芯の赤さ.
もちろん,このレベルで安全に提供できるように,「さわやか」はその日のうちに作ったハンバーグしか出さないし, そのために静岡県外へ進出できないことを知っているので,心配なくいただきました(w
普通,「ハンバーグ」というと芯まで火を通すことになっているので外から中まで一様の食感なんだけど, 「さわやか」のげんこつハンバーグは,表面はしっかり火が通っていて固いのに対し,中は半生でジューシーなコントラストが印象的. ちょうどステーキのミディアム・レアをハンバーグで実現したようになっていて, それを実現するために,まず大きめの塊で焼いてから, 客の前で半分にカットして火の通りにくい中心部を再加熱するような手順を取ってるんだなぁ,,と納得. 仕組みが分かったので,手もとで作ってみたい感はあるものの, これを実現できるレベルの安全な挽肉って簡単には手に入らないだろうなぁ.. 本気でやるなら,安めのステーキ肉を買ってきて,フードプロセッサでミンチにする方向だろうか.
そんなこんなで,思いきり趣味に走った1泊3日のガルパンツアーも無事終了. 次に見にゆくとしたらBluray版の爆音上映かなぁ,,と思いつつ,帰宅の途についたのでありました(完).