・isohybrid
syslinux の新しいバージョン(3.73)が出ていたので眺めてみたら, CDboot 用の isolinux の解説の中に isohybrid なる新機能が紹介されていた.
これは何をするものかと言うと,CD-R 用の iso ファイルにヘッダーなり padding なりを加えて,HDD イメージに偽装(?)するものらしい. perl のスクリプトなのでざっと眺めてみたけど,先頭部分に boot loader みたいな機械語のコードを加えて HDD イメージとしても使えるように変換している模様.
これの何が面白いかと言うと,HDD イメージに変換した iso ファイルは, USB メモリ等にベタに書き込んでやると,そこから直接起動できるようになるらしい. ちょうど今,DVD-R から起動する DVDplamo(仮称) なんてのを開発しているので, これを USB メモリからもブートできるようにすれば結構便利になりそう.
ただ,HDD イメージに変換したと言っても実体はリードオンリーの ISO ファイル なため,そのパーティションにデータを書き込むことはできないから, データ保存を考える場合は,パーティション分けする必要はありそう.
USB ブートにすると,必要なファイルシステムがあるデバイスが /dev/hdc とか /dev/sr0 のような CD デバイスではなく /dev/sda とか /dev/sdb になるので, データのチェックとかは厳密にしないといけなくなるだろうな.