・最近読んだ本(マンガ :-) : 「魔障ケ岳」 諸星大二郎/講談社
「妖怪ハンター」シリーズの最新刊だけど,このシリーズってそろそろ 20 年 近くやっているのではなかろうか..今回のは「魔障ケ岳」と呼ばれる秘境で 見つけた「無名の何か」に名前を付けることにかかわった三人の話をオムニバ ス風にまとめた長編だけど,それぞれの話のベクトルが違う方向を向いていて, 全体としてはちょっと散漫な印象.ラップで語る教祖とか,ケータイを使った 神(?)との交信といったところは新しさを感じたけど,現代社会の「魔」とか 「妖怪」を考えるような方向に進もうとしているのかな?
個人的には,オビで宣伝されていた妖怪ハンターシリーズの傑作「生命の木」 を映画化したという「奇談」というのに興味津々だったり.「おらといっしょ にぱらいそさ,いくだ!!」というのは,今でも鮮烈に覚えているなぁ.