FAQ/52
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#navi(FAQ) カテゴリー: ハードウェア対応 * ネットワークカードのドライバにどれを選んだらいいのかわかりません.なにかいい方法はありませんか? [#b05c425e] RIGHT:2005-03-21 10:07:31 (月)投稿 RIGHT:登録者: Plamodocs Project ---- 複数のネットワークカードがある場合には対応していませんが,plamo の次期バージョン(おそらく 4.0)に実装する予定(未定であり,確定ではありません)のコードを紹介します.~ ※ 4,0x にはすでに実装されています.~ このコードを実行すると自動的に適切な PCI バス接続のネットワークカードのドライバを選択してくれます.~ ※ 複数のカードに対応したスクリプトについては,plamo-ML の記事,[[[plamo:21865]>http://www.linet.gr.jp/ML/plamo/200401/msg00273.html]] を参照してください. plamo をインストールした時点での kernel の場合,ネットワークカードのドライバ類は, 大概のものがモジュール(m)として組み込まれるか,カーネル組み込み(y)になっていますので, よほど特殊なカードを除いて,カーネルの再構築をしなくても認識されるはずです.~ /boot/config の # Ethernet (10 or 100Mbit) 以下や,# Ethernet (1000 Mbit) 以下を確認してください. このコードは,ここで =m となっているドライバを検出します. スクリプトの内容は以下の通りです. (次期バージョンに実装予定のものは,自動的にモジュールのロードまで行なうようになっていますが, ここでは,モジュール名を出力するところまでで終了しています.) #!/bin/sh vers=`uname -r` v_id="0x0000"`/sbin/lspci -n | grep 0200 | gawk '{print $4}' | cut -f 1 -d ':' | head -1` p_id="0x0000"`/sbin/lspci -n | grep 0200 | gawk '{print $4}' | cut -f 2 -d ':' | head -1` mod=`grep $v_id /lib/modules/$vers/modules.pcimap | grep $p_id | head -1 | gawk '{print $1}'` echo $mod 詳しい使い方については,内容的に サウンドの項 に書かれているのと同じですので,そちらを参考にしてください.~ ここでは,便宜的にこのコードを netcard.sh に保存して実行,選択されたモジュール(この例では, 8139cp)をロードして,最後に /etc/rc.d/rc.modules か /etc/modules.confに設定するまでを説明します. ~$ /sbin/lspci の出力をみて,Ethernet という言葉が含まれている行が,マシンに装着されているネットワークカードの情報です. 次のようにコードを保存したファイル netcard.sh に実行属性を付けて,実行します. ~$ chmod +x netcard.sh ~$ ./netcard.sh 8139cp ~$ 検出されたドライバモジュール(8139cp)をロードします. ~$ su Password: ~# /sbin/modprobe 8139cp ロードされたか確認します. ~$ /sbin/lsmod lsmod の出力に 8139cp があれば,間違いなくロードされています.( 4.0x では,/bin/lsmod です.) plamo のインストール時に,適切にネットワークの設定を行なっていれば, この状態でネットワーク接続が可能になります.~ ネットワークの設定を行なっていない場合は,root になって,/sbin/netconfig や,/sbin/ifconfig(こちらは上級者向け)コマンドを使って設定してください. ネットーワークの設定が間違いなくできているのを確認するには, /sbin/ifconfig や,/bin/netstat -r コマンドを使ってみましょう. ~$ /sbin/ifconfig ifconfig の出力に,次のような eth0(一枚目のネットワークカード) に関する情報があるか確認します. eth0 Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx inet addr:192.168.1.20 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:6367 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:6295 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:100 RX bytes:1602112 (1.5 Mb) TX bytes:1064269 (1.0 Mb) Interrupt:3 Base address:0xd400 ~$ /bin/netstat -r netstat -r の出力(Kernel IP routing table)をみて,次のような default の Destination,Gateway の指定,Flags の項目に UG と示されるものがあるか, Iface の項目に eth0 と示されているものがあるか,確認します. Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags MSS Window irtt Iface 192.168.1.0 * 255.255.255.0 U 40 0 0 eth0 127.0.0.0 * 255.0.0.0 U 40 0 0 lo default sv.hogefuga.jp 0.0.0.0 UG 40 0 0 eth0 ネットワーク接続が確認できたら,起動時にネットーワークドライバモジュールをロードするように設定しておきましょう. 起動時にモジュールをロードする設定の場合は,次のようにして,/etc/rc.d/rc.modules に書き込みます. ~$ su Password: ~# echo '/sbin/modprobe 8139cp' >> /etc/rc.d/rc.modules ~# /sbin/depmod -a 先の過程で modprobe していますから,一度 rmmod でモジュールを外し, /etc/rc.d/rc.modules の設定を有効にします. ~# /sbin/rmmod 8139cp ~# /etc/rc.d/rc.modules restart もう一つの方法である,eth0 を使用する時には kmod の機能によって,常にモジュール 8139cp をロードするように設定する場合も,一度 rmmod でモジュールを外し,/etc/modules.conf に次のように書き込み,depmod -a を実行して,/etc/modules.conf の設定を有効にします. ~$ su Password: ~# /sbin/rmmod 8139cp ~# echo 'alias eth0 8139cp' >> /etc/modules.conf ~# /sbin/depmod -a ---- この件に関して追加情報などありましたら、以下にどうぞ; -Plamo-4.02ではまずmurasakiを最新のmurasaki-0.8.10-i386-P4.tgzに更新し状況が改善されない時このFAQの作業を行ってみてください。 -- [[名倉]] &new{2005-04-27 (水) 08:32:09}; #navi(FAQ)
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#navi(FAQ) カテゴリー: ハードウェア対応 * ネットワークカードのドライバにどれを選んだらいいのかわかりません.なにかいい方法はありませんか? [#b05c425e] RIGHT:2005-03-21 10:07:31 (月)投稿 RIGHT:登録者: Plamodocs Project ---- 複数のネットワークカードがある場合には対応していませんが,plamo の次期バージョン(おそらく 4.0)に実装する予定(未定であり,確定ではありません)のコードを紹介します.~ ※ 4,0x にはすでに実装されています.~ このコードを実行すると自動的に適切な PCI バス接続のネットワークカードのドライバを選択してくれます.~ ※ 複数のカードに対応したスクリプトについては,plamo-ML の記事,[[[plamo:21865]>http://www.linet.gr.jp/ML/plamo/200401/msg00273.html]] を参照してください. plamo をインストールした時点での kernel の場合,ネットワークカードのドライバ類は, 大概のものがモジュール(m)として組み込まれるか,カーネル組み込み(y)になっていますので, よほど特殊なカードを除いて,カーネルの再構築をしなくても認識されるはずです.~ /boot/config の # Ethernet (10 or 100Mbit) 以下や,# Ethernet (1000 Mbit) 以下を確認してください. このコードは,ここで =m となっているドライバを検出します. スクリプトの内容は以下の通りです. (次期バージョンに実装予定のものは,自動的にモジュールのロードまで行なうようになっていますが, ここでは,モジュール名を出力するところまでで終了しています.) #!/bin/sh vers=`uname -r` v_id="0x0000"`/sbin/lspci -n | grep 0200 | gawk '{print $4}' | cut -f 1 -d ':' | head -1` p_id="0x0000"`/sbin/lspci -n | grep 0200 | gawk '{print $4}' | cut -f 2 -d ':' | head -1` mod=`grep $v_id /lib/modules/$vers/modules.pcimap | grep $p_id | head -1 | gawk '{print $1}'` echo $mod 詳しい使い方については,内容的に サウンドの項 に書かれているのと同じですので,そちらを参考にしてください.~ ここでは,便宜的にこのコードを netcard.sh に保存して実行,選択されたモジュール(この例では, 8139cp)をロードして,最後に /etc/rc.d/rc.modules か /etc/modules.confに設定するまでを説明します. ~$ /sbin/lspci の出力をみて,Ethernet という言葉が含まれている行が,マシンに装着されているネットワークカードの情報です. 次のようにコードを保存したファイル netcard.sh に実行属性を付けて,実行します. ~$ chmod +x netcard.sh ~$ ./netcard.sh 8139cp ~$ 検出されたドライバモジュール(8139cp)をロードします. ~$ su Password: ~# /sbin/modprobe 8139cp ロードされたか確認します. ~$ /sbin/lsmod lsmod の出力に 8139cp があれば,間違いなくロードされています.( 4.0x では,/bin/lsmod です.) plamo のインストール時に,適切にネットワークの設定を行なっていれば, この状態でネットワーク接続が可能になります.~ ネットワークの設定を行なっていない場合は,root になって,/sbin/netconfig や,/sbin/ifconfig(こちらは上級者向け)コマンドを使って設定してください. ネットーワークの設定が間違いなくできているのを確認するには, /sbin/ifconfig や,/bin/netstat -r コマンドを使ってみましょう. ~$ /sbin/ifconfig ifconfig の出力に,次のような eth0(一枚目のネットワークカード) に関する情報があるか確認します. eth0 Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx inet addr:192.168.1.20 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:6367 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:6295 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:100 RX bytes:1602112 (1.5 Mb) TX bytes:1064269 (1.0 Mb) Interrupt:3 Base address:0xd400 ~$ /bin/netstat -r netstat -r の出力(Kernel IP routing table)をみて,次のような default の Destination,Gateway の指定,Flags の項目に UG と示されるものがあるか, Iface の項目に eth0 と示されているものがあるか,確認します. Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags MSS Window irtt Iface 192.168.1.0 * 255.255.255.0 U 40 0 0 eth0 127.0.0.0 * 255.0.0.0 U 40 0 0 lo default sv.hogefuga.jp 0.0.0.0 UG 40 0 0 eth0 ネットワーク接続が確認できたら,起動時にネットーワークドライバモジュールをロードするように設定しておきましょう. 起動時にモジュールをロードする設定の場合は,次のようにして,/etc/rc.d/rc.modules に書き込みます. ~$ su Password: ~# echo '/sbin/modprobe 8139cp' >> /etc/rc.d/rc.modules ~# /sbin/depmod -a 先の過程で modprobe していますから,一度 rmmod でモジュールを外し, /etc/rc.d/rc.modules の設定を有効にします. ~# /sbin/rmmod 8139cp ~# /etc/rc.d/rc.modules restart もう一つの方法である,eth0 を使用する時には kmod の機能によって,常にモジュール 8139cp をロードするように設定する場合も,一度 rmmod でモジュールを外し,/etc/modules.conf に次のように書き込み,depmod -a を実行して,/etc/modules.conf の設定を有効にします. ~$ su Password: ~# /sbin/rmmod 8139cp ~# echo 'alias eth0 8139cp' >> /etc/modules.conf ~# /sbin/depmod -a ---- この件に関して追加情報などありましたら、以下にどうぞ; -Plamo-4.02ではまずmurasakiを最新のmurasaki-0.8.10-i386-P4.tgzに更新し状況が改善されない時このFAQの作業を行ってみてください。 -- [[名倉]] &new{2005-04-27 (水) 08:32:09}; #navi(FAQ)
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