[[diary/Kojima]]

・Plamo-5.2用覚え書き

- NFS回りの諸問題

最近(3.12以降?)、カーネルのNFS回りのコードが変ったらしく、
デフォルトではNFSv4のkrb5認証を使おうとする( -o sec=krb5 の動作)

一応、Plamo-5.xではKerberos(Heimdal)パッケージを入れてあり、
それを使うためのrpc.gssdもnfs_utils-1.2.8ではビルドしているものの、
Kerberos回りの設定は行なっていないので、krb5認証経由ではNFSv4でマウントできない。

回避策としては、NFSマウント時のオプションで -o nfsvers=3 としてNFSv3を使うか、-o sec=sys としてローカルシステムレベルの認証を使うことになりそう。

- ファイルの文字コード関連

最近、ファイルシステム用の文字コードはUTF-8以外認めない流儀が普及してきているようで、以下のような問題が確認されている。

-- バージョン2.1以降のvlcでは日本語が含まれているファイル名を再生できない(ファイルを読めない)

-- バージョン4.1以降のLibreOfficeでは、読み書きすることは可能なもののファイル名に日本語が含まれているとプリントアウトできない(プリンタへ送ろうとしない)

いずれも、ファイルシステムの入出力回りで「ファイルシステムのlocale <=> 内部処理用UTF-8」のコード変換をかませば直るレベルの問題だとは思うものの、取りあえずは回避策がある(smplayerならちゃんと読める、自分で作るファイルはファイル名に日本語を使わない)ので、放置中。
- NFS回りはもう少し調べてみたけど、クライアント側の rpc.gssd は、サーバ側のrpc.svcgssdと連携して、KerberosV5な認証機能を利用してクライアントを認証してNFSマウントを許可するらしい。逆に言うと、rpc.gssdを使うためにはKerberos(Heimdal)のライブラリが使えるだけではなく、KerberosV5が正しく設定されていることが必要。実のところ、NFSに関する知識はV3止まりで、/etc/exportsに許可するクライアントのIPアドレスを直書きするしか知らない人間だから、認証にKerberosを使って、、という発想自体が無かった(苦笑 -- [[kojima]] &new{2013-12-04 (水) 21:42:12};

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