[[diary/Kojima]]

・QEMUのオプション指定

自分用の備忘録

qemu-kvmで、PC互換機を指定した場合、デフォルトではかなり古い(1996年)Intel 440FXなチップセットがエミュレートされる。一方、-machine q35 を指定するとより新しい(2009年)Intel Q35チップセット(ICH9)がエミュレートされる。前者はIDE+PCIな環境、後者はPCIeも利用できるがIDEディスクには対応していない。

こういう風に指定すればディスクイメージ(q35test.img)はSCSIデバイス上に見えるが、このSCSIデバイスはSATAではなく、Symbios53c8xxなSCSIアダプタに接続される形になる(ので、plamoのインストーラでは認識できるものの、デフォルトのカーネルではモジュールドライバをロードできずに起動できなくなる)

 qemu-kvm -machine q35,accel=kvm -drive file=q35test.img,if=scsi,media=disk

このディスクイメージをSATAとして認識させるためには、こんな(長い)指定になる。
([[参照:http://lists.gnu.org/archive/html/qemu-devel/2011-11/msg03548.html]])

 qemu-kvm -M q35,accel=kvm -device ahci,id=ahci0 \
   -drive file=q35test.img,if=none,id=drive-sata0-0-0 \
   -device ide-drive,bus=ahci0.0,drive=drive-sata0-0-0,id=sata0-0-0
 
この指定の意味は、最初の "-device ahci,id=ahci0" でAHCIなデバイスを用意し、
"-drive file=q35test.img,if=none,id=drive-sata0-0-0" でディスクイメージ(=HDD)を用意して、
"-device ide-drive,bus=ahci0.0,drive=drive-sata0-0-0,id=sata0-0-0" で両者を結びつける感じらしい。多分、-drive と -deviceを追加していけば、6台くらいまでSATA HDDを接続できそう。

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