[[diary/Kojima]]

・落雷

ここんところ、夏の終りで大気が不安定なのか、雷による事故が多発して、
あちこちで死者もでているそうな。

そんな時期にこういうことを書くのは不謹慎と叱られるかもしれないけど、
落雷の事故を聞くたびに思いだすのが、「耳袋」にあった大酒飲みの侍の話。

当時は、落雷で死ぬのは「事故」というよりも「天罰」と恐れられていて、
あれこれ雷除けのまじないとかも流行っていたのだけれど、
「自分はむしろ雷に打たれて死にたい」という大酒飲みの侍がいたそうな。

そのこころは、と問うてみると、
「自分は大酒飲みなので、どんな死に方をしても酒のせいで死んだ、
と言われるだろうが、それでは長年に渡って自分を慰めてくれた酒に対して申しわけがない。
唯一、酒のせいにされない死に方は落雷で死ぬことだろうから、
死ぬときはぜひとも雷に打たれて死にたい」と言ったそうな。

落雷で死にたいとは思わないものの、同じ酒飲みとして共感する部分も多数(w

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