[[diary/Kojima]]

・XFce-4.4.2

XFce の新しいバージョンがリリースされていたので,さっそく[[ビルドしてみた:ftp://plamo.linet.gr.jp/pub/Plamo-test/for-4.2x/XFce-4.4.2]]

#ref(xfce442.jpg)

前のバージョンとどこが違っているのかを指摘するのは難しいし,前のバージョ
ンでも十分使いものになっていたのだけど,このバージョンだと細部がリファ
インされたというか,より使いやすくなったような印象.

サクサク動くのは昔からなんだけど,前のバージョンに比べてより直感的な操作に適
合しているというか,「こうすればこうなるだろう」という予想が外れる
ことが少なくて,ストレスなく使えるような感じ.

昔から使えたのかも知れないけど,Thurnar(ファイルマネージャ)のウィンドウ
から,xmms の本体の方へ MP3 なファイルをD&Dすれば即再生になるし,xmms
のプレイリストを開いてそこにD&Dすればちゃんとプレイリストに登録される,
といったあたりは Windows や Mac の世界なら当然なのかも知れないけど,
「あ,ちゃんとできるんだ」とちょっと感心.

唯一,ctrl+alt+カーソルの左右キーで切り替えていたワークスペースが,以前
は端までいったらトグルしていた(3 -> 4 -> 1 -> 2)のがしなくなったのには
違和感を感じたのだけど,これはしない方が迷わないでいいような気もする(確
か,GNOME のワークスペース切り替えもトグルしないようになっていたはず).
また,(これも昔からできてた気がするけど)ページャのプロパティで2行とかに
すると二次元的にワークスペースが移動できる(ctrl+alt+カーソルの上下で切
り替え可)のも Afterstep や qvwm の仮想デスクトップに慣れている人間には
ありがたいところ.

個人的には,これくらい動いてくれれば常用環境として文句はないのだけど,
XFce単体では高機能なWM程度の機能しかなくて,アプリケーションについては
GNOMEやKDEで開発されたものを使うことが前提になっているのはちょっと微妙
な気がする.Plamo のお勧めインストールで XFce な設定を用意しても,XFce
だけではかなり貧弱になりそうな感じ.

まぁ,GNOMEやKDEみたいに自らで閉じた世界を作るのではなく,自分の得意な
分野に特化して,それ以外の部分は既存のアプリを利用する,というのは OSS
のスタンスとしては正しいだろうと思うので,うまく活用する方法は考えてみ
たいところ.
-「プログラムの実行」ダイアログが化けますが、xfce-utilsを --disable-dbus オプションをつけてリビルドしてみたところ、手元では文字化けしなくなりました。ただ、pangoを入れ換えないと、ビルドエラーになってしまいますが。(/usr/X11R6/lib/libfontconfig.* を見にいってしまうようなので。) -- [[tako]] &new{2007-12-18 (火) 11:54:39};
-手元でも xfrun4 が文字化けするのは気になっていたけど、--disable-dbus オプションで変るのですか。なぜに dbus が影響するのかよく分からないけど、libdbus-1.so.3 があると vmware が動かない、なんて問題もあるので、dbus に何か問題があるのかも知れないですね。 -- [[kojima]] &new{2007-12-18 (火) 23:17:21};

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