[[diary/Kojima]]
・VMware-Server-1.04
VMware-Server-1.03 は 2.6.22 系カーネルに対応できていなくて,
any-any-update なパッチをあてる必要があったけど,新しい 1.04 では
2.6.22.6 な環境でも問題なくビルドできるようになった.
ただ,ビルドは通って,モジュールは組み込めるのだけど,vmware を実行しよ
うとすると画面が出ずに終了してしまう.
何が悪いのかと思って /usr/bin/vmware を見たところ,このコマンドはラッパー
のシェルスクリプトで,これと /usr/lib/vmware/lib/wrapper-gtk24.sh を使っ
て,必要なライブラリの有無を調べて,システム側に不在のライブラリは
/usr/lib/vmware/lib 以下にある自前のものを使うように LD_LIBRARY_PATH を
設定して,/usr/lib/vmware/bin/vmware を起動するようになっているらしい.
それでは,ということで,必要なライブラリを LD_LIBRARY_PATH に登録して,
直接 /usr/lib/vmware/bin/vmware を実行してみても,音もなく終了してしまう.
こいつはソースコードはないしなぁ,,と gdb をかけてみたら,デバッグシン
ボルはないから細かな動作は分からないものの,/usr/lib/libdbus-1.so.3 の
ところでSeg.Fault している模様.
「なぜに libdubs-1.so.3 ?」と首をひねりながら vmware 本体や
LD_LIBRARY_PATH にあるそれぞれのライブラリを ldd してみても,
libdbus-1.so.3 を必要とするファイルは見当たらない.さて困ったな,,とと
りあえず libdbus-1.so.3 を別の名前にしてみたら,ようやく VMware Server
のコンソール画面が表示されるようになりました.
本体や関連するライブラリが呼び出さないのに,なぜ libdbus-1.so.3 が呼び
出されるのかは謎のままなのだけど,とりあえず動くようになったからいいか,
という感じ(苦笑
改めて考えてみると,GNOME や KDE といったデスクトップ環境で CD や FD を
使う際には,デスクトップ環境の側との調整で DBus を使うことになりそうな
気がするが,どういう形で使っているかは謎のままだなぁ..
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・Plamo-4.22 on VMware
というわけで,何とか Plamo-4.22β3 な環境で VMware-Server が動くように
なったので,ゲスト環境にも Plamo-4.22β3を入れようとすると,インストー
ラが動かない..
2.6.21.7 のカーネルを使っている 4.22β2 だと起動するのだけど,2.6.22.6
なカーネルだと,IDE等を認識するあたりで止まってしまう模様.
当初はタイマー回りか PCI 回りかなぁ,,とあれこれカーネルパラメータを与
えたり,コンパイルオプションをイジってカーネルを再構築したりしていたの
だけど,試しに SMP なカーネルを入れてみると問題なく立ちあがってきた.
SMPとUPなカーネルの設定を調べたら,どうやら(SMPならデフォルトの)IO-APIC
を uniprocessor でも使う,というオプションを指定してやると起動するみたい.
でも,uniprocessor なカーネルにこのオプションを組み込むなら,むしろ
SMP なカーネルをデフォルトにした方がいいような気がするので,従来はオプ
ションだった SMP なカーネルを組み込んだ bootable CD を作って,ML 等の参
加者にテストしてもらうことにした.
確か,数年前に IO-APIC を使うようにしたカーネルだと起動しない環境が報告
されていたのでデフォルトではこの機能を使わないようにしていたのだけど,
カーネルの内部構造とかもかなり変っているし,古いマシンも次第にリプレイ
スされているので,そろそろ SMP をデフォルトにしてもいいかなぁ,という気
はしている.実際,最近は Core2 とか Athlon X2 みたいにデュアルコアな CPU が
主流になりつつあるしなぁ.
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