[[diary/Kojima]]

・新しいプリンタ(続)

新しく買った HP の OfficeJet Pro K550,書類等の普通紙印刷に最適化したよ
うな設計になっているので,それならばその特徴を活かすように使うべきだろ
うと,オプションの両面印刷用パーツを追加購入.

この両面印刷用パーツは,箱にプリンタ背面のカバーを外して取りつける図が
描いてあるだけで説明書の類いは不在.また箱に記載されている紹介等にも日
本語は一切なかったりして,日本市場が重視されていない印象を改めて感じて
しまった.まぁ,取り付け方法は背面のカバーを外してそこにはめこむだけな
ので,解説等が無くても特に困ることはないのだけど,やっぱりちょっと不安
に感じることも事実.

「両面」印刷をするには,どこかで紙を捻って表裏を反転させるのかと思って
たけど,実際の動作を見てみると裏面は逆方向に(原稿の下から上へ)印刷する
ようになっていて,「なるほど」と思ってしまった.確かに紙を捻るという物
理操作を加えると紙詰り等の可能性がきわめて高くなるので,データを逆にし
て下から描く方が楽なんだろうな.

前面給紙 + 両面印刷の動作を言葉で説明するのは難しいのだけど,

- ペーパートレーには表を下に向けて用紙を置く
- プリンタはトレーから紙を吸って内部で U ターンさせて(ここでペーパートレーの下側が表になる)印刷
- 排紙時(表側は印刷済み)に両面印刷用のパーツが紙を捉えて内部に吸い込み直し(ここで再度 U ターンが発生),裏面に印刷.ただしこの時,裏面は上下が反転しているので原稿的には下から印刷

という動きになっている.確かにこれだと(一番やっかいな印字の方向という部
分はソフトウェア的に解決して)メカニカルな部分が単機能で済むなぁ,,と
ちょっと感心.

この動きだと,裏面印刷時には印刷済みの面が(U ターン時に)擦れてしまうと
いう問題があるのだけど,そのヘンは表側を印刷後に多少の待ち時間を置くこ
とで乾燥させている模様.そのせいもあって,印刷速度は出しっぱなしで済む
片面印刷よりもはるかに長くかかるけど,用紙代とか持ち歩く紙の厚みとかを
考えると両面印刷の方がありがたいところ.
-多分、前面給紙だとこういう風に内部で紙をUターンさせる必要があるので、ハガキみたいに厚みのある用紙だとうまくいかないのだろうな。EPSONやCANONのプリンタだと、紙のUターンが不要な背面給紙なので、厚紙等への印刷が簡単になるわけか。このあたりはプリンタに何を求めるかという設計思想の違いになるのだろうな。 -- [[kojima]] &new{2006-05-18 (木) 12:35:57};

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