[[diary/Kojima]]

・VMware Server(続々)

とりあえず VMware Server が一段落したので一泊二日の東京出張に行ったのだ
けど,東京に着いた昨日の夕方ごろから PHS に spam の嵐が..

普段はメールサーバから fetchmail で手元に取りこんで,procmail を経由し
て bogofilter をかけてフィルタリングし,通ったメールのみ PHS に転送する
ような設定にしているのだけど,どうも bogofilter が機能せずに spam が直
接 PHS に転送されている感じ.

あれれ,と思って,ホテルからメール読み書きに使っているマシンにログイン
しようとしたけど ssh はつながるものの shell が起動できずに接続を切られ
てしまう気配.

おかげで東京では PHS に届いた spam を消す作業に追われてしまったけど,今
日,家に帰ってマシンを確認してみると,コンソールからは問題なく動くのに,
リモートからはログインできない謎の状態.

dmesg なり /var/log/messages なり /var/log/security には特に異常を示す
ログは残ってないので,さて何が悪いんだろう..と再起動を覚悟して,この
マシンで動かしていた VMware の環境をまずシャットダウン.

その際にふと気がついて,VMware-server からこのホストで使うメモリの使用
量を減らして起動してみると,リモートのログインも bogofilter も問題なく
動作するようになった模様.どうやら VMware-Server (今回はクライアント側
だけど)は,パフォーマンスを向上するために動かすホストであらかじめ設定し
たメモリを完全に取ってしまって,他のプロセスには譲らないみたい.

VMware を動かしているマシンは 1G のメモリを積んでいて,デフォルトの設定
では883MBのメモリをVMware に割り当てるようになっていたのだけど,free と
かで見る限り,本来は(buffer/cache に割りあてられて)回収可能なはずのメモ
リが回収できないため実メモリが枯渇して新しいシェルなり bogofilter なり
が動かなかったことが原因らしい.

今は VMware 用のメモリを 765MB にしているけど,free でメモリの状況を見ると

              total       used       free     shared    buffers     cached
 Mem:       1035692    1017844      17848          0     107312     676752
 -/+ buffers/cache:     233780     801912
 Swap:        88348         60      88288

こんな感じで,ほとんど目一杯な感じ.Linux の場合,buffers/cache に積極
的にメモリを割りあてるから,Mem の free が少なくても buffers/cache の
free があれば大丈夫,と思っていたけど,VMware の場合,buffers/cache の
free があってもシステム側には返さないのかも知れない.パフォーマンスを高
めるための工夫だとは思うけど,ちょっと近所迷惑な仕様かも。
-Plamo-4.2 KDEデイレクトリー同期取りましたがすんなりいきました。VMware Workstationより改善されているように思います。にっこり。 -- [[名倉]] &new{2006-05-13 (土) 12:52:47};

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