[[diary/Kojima]]

・台風 23 号

今までの台風は,近くを通過したものの風が中心で,稲が倒れる程度の被害し
か出なかったんですが,今回の 23 号は大量の雨を連れてきて,加古川水系が
溢れだして大変でした.

実家は川の脇に立っているので,川の水量等は裏の窓を開ければ見えるのだけ
ど,ふだんは50cm くらいの深さしか無い川の水かさが,昨日あたりから降り続いた
雨のせいで 5m 以上の濁流になって,橋や家の土台の下,数十cm まで迫って
いました.

何とか夕方には台風が通過し,雨もやんで,川の水位も下ってきたのだけど,
浸水に備えて一階の座布団やら屏風やらを二階にもってあがったり,畳を上げ
ようかと相談したり大変だった模様.親の話を聞くと,59年前くらいに床下浸
水が一度あったらしいけど,それ以来くらいの水量だったとのこと.実際,同じ川の流
域で少し上流や下流の,多少低くなっているところでは床上にまで水が来たり,
橋が水没して通行止めになったりと大変でした.

この手の自然災害は,こちらがどう努力しようとも雨が止んでくれないことに
はどうしようもなく,あらためて「自然の猛威」という言葉が身に染みた一日
でした.

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・消防の初出動

上記台風の影響で,消防団として初出動がかかりました.夕方の 16:30 ごろ
に召集の連絡があって,消防車を置いている器具庫に集合し,その後,市の消
防署で水止め用の土嚢を軽トラック 2 台分もらってきて,消防車の後を土嚢
を積んだ軽トラックを運転しながら,川が堤防を越えていた上流や下流の部落
の水防作業の応援をしていました.

まぁ,実際は出動が後手に回ってしまって,土嚢を積んだのも一箇所くらいで,
残りのところは雨が止んで水が引くのをじっと見ている程度だったのですが,
川の水が溢れて冠水した道路を走るのは結構怖かったり.

上述のように,ウチの実家やその周辺では直接の被害は無かったのですが,道
路は寸断されるし,稲刈りを終えた直後の田んぼはあちこち水没するし,堤防
はあちこち流されているしで,明日,被害を確認するのが怖い感じ(苦笑)
-消防団の人で亡くなっている方もいらっしゃいますよね.冠水した道路を走ったり,やばい状態の川で作業するなんぞは消防団の仕事なのでしょうか?亡くなった場合の補償とかあるのでしょうか? -- [[加藤泰文]] &new{2004-10-22 (金) 14:23:47};
-一応、万一の際の保険とかは市の方で用意されてます。といっても、基本的に危ない作業をするのは本職の消防士で、消防団はあくまでその支援的な立場ですね。今回も取り残された人の救助作業があったけど、消防団的には取り残されている人がある旨を連絡してレスキュー部隊の出動依頼をしたら、後は後方支援(場所や何人くらい残っているかとかの連絡とか)程度でした。消防団はあくまで地域の自治組織みたいなもので、ヘタに前線にでると余計被害を大きくするから、そのあたりはみんな心得てはいますね(笑 -- [[kojima]] &new{2004-10-22 (金) 19:06:33};

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